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KIT男女共同参画推進センター第10回セミナー「ダイバーシティ時代のキャリア―未来を拓く自分をいかす選択―」を開催しました。

   平成28年11月9日(水)午後、本学60周年記念館2階大セミナー室にて、KIT男女共同参画推進センター第10回セミナー「ダイバーシティ時代のキャリア―未来を拓く自分をいかす選択―」を開催いたしました。
  ダイバーシティ時代に、これからの理系の仕事やキャリアデザイン、ライフプランについて、企業や研究機関で活躍されている方の多様なキャリアヒストリーを伺いました。

  大谷センター長の開会挨拶に続き、株式会社ユーシン精機代表取締役社長の小谷眞由美氏に「できない、無理だ、は出発点―グローバル展開への挑戦」と題して、ご講演を行っていただきました。
 プラスティック製品用取出ロボットで国内のみならず世界のトップシェアを誇る技術力と、企業経営力や人材育成などについて、創業者語録を紹介してお話がありました。「品質は社運を決める」・「できない、無理だ、は出発点」・「ひとつのテーマには、少なくとも7つの解決法を考えよ」―これら語録は企業や組織だけではなく、個人の生き方、働き方にも通じるものであり、これからのキャリアプラン、ライフプランを考える大きなヒントをいただきました。
 次に、「働いてわかること―道はない・踏めばできる」と題して、本学卒業生で奈良県立医科大学第1解剖学教室講師の堀井謹子氏にご講演を行っていただきました。
 大学時代のこと、働き始めて気づいたこと、研究への自覚、苦しい時に出合った言葉、子どもを産んで経験したことなどを具体的にお話していただきました。就職、結婚、出産、子育てと様々な選択に迫られる20代、30代。「共働き」で「核家族世帯」という現代社会の典型でもある堀井氏から身近なロールモデルとして、自分の好きなことを見つける大切さやそのための選択、決断を学びました。
  最後に、本学機能物質化学専攻長で分子化学系の亀井加恵子教授の閉会挨拶でセミナーは終了しました。

  セミナー終了後には、隣室にて意見交換会を行いました。自己紹介をしながら講師の方と気軽に、仕事の内容や家事、育児との両立(ワークライフバランス)の工夫、海外と日本との違い、女性のキャリアアップなどについて語り合い、交流を深めました。
   参加者アンケートでは、約86%の人が「参考になった」と答え、「今後の人生について考えるきっかけになりました」や「違う立場からの人の話を聞けて、おもしろかったです」、「今後も社会で活躍されている女性の方の話がききたい」、「がんばろう、と思えるような話をきき、すごく為になっています。お二人の名言、胸にひびきました」などの感想が寄せられました。
 
 講演Ⅰ:講師 小谷眞由美氏
 

 講演Ⅱ:講師 堀井謹子氏
 

 第10回セミナーの様子
 

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