ワークライフバランスやニーズに配慮した女性研究者の研究支援を行います。
研究支援員制度
出産・育児や介護期にある女性研究者等の研究活動を支援するため、大学院生等を研究支援員として配置することによって、ライフイベント期における研究活動の継続・進展を図る制度です。
利用資格
本学の常勤研究者であって、以下に掲げるいずれかの項目を満たしている方。
- 妊娠中の女性研究者、または妊娠中の配偶者(※1事実上の婚姻関係を含み、研究活動に従事しているものに限る。以下同じ)を有する男性研究者
- 女性研究者、または配偶者を有する男性研究者で、小学校6年生までの子を養育中の方
- 女性研究者、または配偶者を有する男性研究者で、市区町村から要介護の認定を受けている親族(同居、別居は問わない)を介護している方
- 男性研究者のうち、父子家庭で小学校6年生までの子を養育中の方
- 婚姻(事実上の婚姻関係を含む)をしていない男性研究者で、区市町村から要介護認定を受けている父母を介護している方
- その他、上記に準ずる理由により研究活動を行う時間が確保できない方
研究支援員の業務内容
- 研究者の実験・調査の補助、データの入力・分析、学会資料や報告書類の作成、その他研究業務についての補助。
- 研究支援員は、研究者の指示に従って業務を行います。
研究支援員対象者
- 大学院博士前期課程修了者、大学院博士後期課程修了者
- 大学院生又は学部学生
- 大学、研究機関等において、相当期間、研究活動に従事している又はしていた者
研究支援員の雇用条件
- 週の勤務時間数は募集時に学内事務情報ポータルにてお知らせします。
- 給 与:時給 1,100円~1,600円
申請期間
- 随 時
利用申請
研究支援員制度利用募集案内は募集時に学内事務情報ポータルにてお知らせします。
利用報告書の提出
研究支援員の利用終了後には、研究支援員制度利用実績報告書に必要事項を記入のうえ、ご提出ください。
利用者の声
平成24年度からスタートした本制度の利用者には、利用期間終了後、支援内容や支援の効果などをご報告いただいています。その利用者の声を一部紹介します。
- 利用教員の声
- 子育て中で研究に割ける時間が限られる中、支援員の配置で効率的に研究を進めることができた。
- 研究資料の整理及び文献調査などの業務を行ってもらい、子育てをしながらも研究が捗った。
- 支援員の補助のおかげで、論文の執筆やシンポジウムを滞りなく実施できた。
- 時間のない夕方に、実験やデータ分析等の補助をしてもらい、大変助かった。
- 支援員の配置によって、業務を効率的に遂行でき、研究・教育活動に時間を使うことが可能になった。
- 子育て中で時間がない中、時間と労力を要する基礎研究を効率的に進めることができた。
- 支援員(院生等)の声
- 研究結果だけではなく、調査や分析の進め方、経過についても知ることができ、研究について深く理解できるようになった。
- 支援員の仕事を通じて、担当以外の分野にも触れる機会ができ、自分の研究方法に役だった。
- 学業に役立つだけではなく、社会人としての基本、時間管理、自己管理の意識を身につけることができた。
- 女性も男性と同じように仕事を持ち、また男性も家庭への参加が増えてきている今、両立されている先生を身近で見ることができて、いい経験になった。
- 将来教員を目指しているため、実際の授業に関わる仕事ができ、トレーニングになっている。スキル向上にもつながった。